電気通信大学人工知能先端研究センター(AIX)では、学内のAI研究の活性化を目的に定期的にセミナーを開催いたしております。
この度、第7回AIXセミナーを下記のように開催いたします。本セミナーでは、南センター長の講演に加え、本年4月にAIX初の専任教員としてご着任いただいた稲葉准教授にご自身の研究紹介を兼ねた講演をいただく予定です。 みなさまのご参加をお待ちいたしております。
- 日時:2019年7月25日(木) 15:30 – 17:30
- 場所:電気通信大学 西10号館2階大会議室
- 対象:AIX連携企業・電気通信大学教職員・学生
- 参加申込: 宛に<ご所属・お名前>をご連絡ください。
講演1:「人工知能・言語発達そして、記号設置問題へ -意味を理解する人工知能を目指して-」
【講演者】南 泰浩(人工知能先端研究センター長/情報・ネットワーク工学専攻 教授)
【概要】講演者はこれまで,人工知能の一分野である音声認識・言語処理・環境知能の研究に従事してきた.この過程で,講演者は,人工知能が意味を理解することに関して,人間の能力との間に大きな隔たりがあることを感じて来た. 本公演では,人工知能が意味を理解するためには,どのような研究が必要かという点に関して,講演者が長年試行錯誤してきた研究経過をお話する.
講演2:「深層学習による対話処理の現在」
【講演者】 稲葉 通将(人工知能先端研究センター 准教授)
【概要】 深層学習は人間同士の対話の知的処理や対話システムの分野でも活発に利用されている.
しかしながら,対話の処理は深層学習をもってしても困難な領域であり,画像処理などの他の分野と比べ,劇的と言えるほどの性能の向上は今のところ見られていない. 本講演では,深層学習を用いた対話処理の最新の研究動向を紹介するとともに,対話処理研究における課題について論じる.
【申込・問い合わせ】
電気通信大学 人工知能先端研究センター 事務室
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