UEC-NAOJ-ISM アストロセミナー

◆ アストロセミナーとは?

近年観測天文学はビッグデータ時代を迎え、データサイエンスの最先端の成果の助けなくしては、研究を進めることが難しくなってきました。実際、天文研究者とデータ科学者の共同研究も増えてきています。その連携をさらに進め、さらに、特に学生の皆さんにこの学術分野の境界領域に興味を持ってもらうために、電気通信大学・国立天文台・統計数理研の有志で、合同アストロセミナーを企画しました。およそ月1回のペースで、共同研究の事例紹介を中心に話題をとりあげます。また、ときには、データ科学を武器に、自然科学にに留まらず、社会の諸問題の解決に取り組まれている方々も講師にお呼びしたいと考えています。

【 UEC-NAOJ-ISM アストロセミナー世話人 】(順不同)
  庄野 逸  (電通大)
  池田 思朗(統計数理研)
  白崎 正人(統計数理研・国立天文台)
  服部 公平(統計数理研・国立天文台)
  但木 謙一(国立天文台)
  宮崎 聡 (国立天文台)

◆ 第1回セミナー(2022年5月31日 16:15~)

タイトル「銀河天文学とビッグデータ」

【講演者】
  但木 謙一(国立天文台)
【概要】
 現在の観測天文学は、望遠鏡・観測装置の大型化に伴って、取得する観測データが膨大な量になってきており、天文学者達を悩ませている。日本が誇る『すばる望遠鏡』には、世界最大級の口径8mの鏡と超広視野カメラ『ハイパー・シュプリームカム』が搭載されており、一度に8.7億画素(870メガピクセル)の高解像度画像を取得することができる。現在、日本の天文学コミュニティはこの世界最強タッグの観測装置を用いた大規模探査プロジェクトを推進しており、8年間で330日分の観測時間を集中投資し、昨年末に全ての観測を終えた。この大量の観測画像には、太陽系のある天の川銀河内の星から130億光年彼方にある銀河まで、5億以上もの天体が写っている。様々な距離(宇宙の時代に対応する)にある大量の銀河の観測データから、銀河が時間と共にどのように進化し、現在の姿へ至ったのか調べる研究は大変エキサイティングである。大量の画像データを扱う解析は、近年目覚ましい発展を遂げている深層学習と相性が良く、これまでの研究でも多クラス分類・超解像化・異常検知などが試され、その有効性が実証されつつあるが、新しい発見にまでは至っていないのが現状である。今回のセミナーでは、すばる望遠鏡で取得するビッグデータがどういうものか、またこれらのデータを使って解決したい銀河天文学における未解決問題について紹介する予定である。

開催概要

  • 開催日時:2022年5月31日(火)16:15~(※電通大5限)
  • 開催形式:Zoomによるオンライン開催(申込後にメールにて、ZoomURLをお伝えします)
  • 対象:大学生
  • 費用:無料
  • 主催・共催:

申込方法

申込フォーム(別ウィンドウ)から申し込みをお願いします。

問い合わせ

電気通信大学人工知能先端研究センター イベント担当
seminar@aix.uec.ac.jp