定員に達したため参加申込を締め切らせていただきました。
電気通信大学人工知能センター(AIX)では、第4回AIXシンポジウム「人智を超えるゲームAIとその利用」を2019年5月25日(土)に開催いたしますのでご案内いたします。
アルファ碁に代表されるように、すでに多くのゲームでゲームAIは、人間を凌駕するレベルになっています。人智を超えるゲームAIの登場により、そのゲーム界では何が起こったのかを将棋界、囲碁界のプロ棋士にご登壇いただいて、紹介していただきます。十分に強くなったゲームAIを活用することで人間の能力は、さらに開発される可能性があります。本シンポジウムでは、AIを用いた知の拡張手法についてパネリストに議論していただくとともに、最新のカーリング、麻雀、人狼などのゲームAIの動向とその活用方法について考察し、ゲームだけでなく多くの人智を超えるAIと人間の関わり合いについて、パネル討論で議論します。
開催概要
日時:2019年5月25日(土)13:00~16:40(開場12:00)
場所:電気通信大学80周年記念会館「リサージュ」3階
(正門から入り、左手の正門守衛所の裏手にある建物です。)
参加費:無料
参加申込:以下の「申込フォーム」ボタンからお申込みください。(申込が70名に達した時点で締め切ります。)
主催:電気通信大学人工知能先端研究センター
科研費基盤B(18H03347)「人智を超えるゲームAIを利用した知の拡張」
スケジュール
13:00~13:50 特別講演1
「 AIはどう将棋を変えたか? 」/ 勝又清和六段(日本将棋連盟プロ棋士 )
14:00~14:50 特別講演2
「 人間とAIの共生 」/ 大橋拓文六段(日本棋院東京本院プロ棋士)
15:10~16:40 パネル討論「ゲームAIの進化がもたらす未来展望 」
パネリスト:
・勝又 清和(日本将棋連盟プロ棋士)
・大橋 拓文(日本棋院プロ棋士)
・松原 仁(はこだて未来大学)
・山本 雅人(北海道大学)
・池田 心(北陸先端大学)
・保木 邦仁(電気通信大学/人工知能先端研究センター)
司会
・伊藤毅志(電気通信大学/人工知能先端研究センター)
特別講演概要
特別講演1:「 AIはどう将棋を変えたか? 」/ 勝又清和六段(日本将棋連盟プロ棋士 )
名人がコンピュータに敗れてから2年経ちました。現在ではプロ棋士は将棋AIを棋力を高めるための、そして将棋の真理を追求するためのツールとして活用しています。将棋AIがいかにして人間を超えたか、そして将棋に与えた影響について解説します。
● 勝又清和六段プロフィール
1969年、神奈川県座間市出身。1983年、アマチュア中学生名人、同年、石田和雄九段門下としてプロ養成期間である奨励会に6級で入会。1995年、四段に昇段しプロ棋士に。2007年、六段昇段。2013年には東京大学客員教授として、将棋の講座を担当。 NHK「視点・論点」での「将棋とコンピューター」出演など多数。コンピュータ将棋とはプロ棋士の養成機関である奨励会時代から興味を持つ。著書に「消えた戦法の謎」(第8回将棋ペンクラブ著作部門技術賞受賞)、「最新戦法の話」 (第20回将棋ペンクラブ技術部門大賞受賞)他多数。
特別講演2:「 人間とAIの共生 」/ 大橋拓文六段(日本棋院東京本院プロ棋士)
2016年、囲碁AIアルファ碁が現れてから囲碁界はどう変わったのか。 人間はAIとどのように付き合うべきか、その体験を通してお話しします。研究にAIを使っていると、AIもよく間違えますし、AIごとに個性があることも分かってきました。 AIをどう活用していくか、日本と世界の囲碁界のAI活用の比較等もお話しします。
● 大橋拓文六段 プロフィール
1984年、東京都出身。菊池康郎氏(緑星囲碁学園)に師事。2002年入段。第1回おかげ杯準優勝。2013年六段。東京工業大学非常勤講師。
人工知能学会誌、情報処理学会誌に寄稿。経団連・21世紀政策研究所等にて対談・講演。在ドイツ日本大使館杯やヨーロピアン囲碁コングレス等海外普及にも取り組む。 著書に『よくわかる囲碁AI大全』『究極の囲碁上達ツール アルファ碁Teach完全ガイド』、他多数。
お問合せ
電気通信大学 人工知能先端研究センター事務室
Email: aix-info@aix.uec.ac.jp
※取材のご相談等もこちらへご連絡をお願いいたします。